メニュー

動脈硬化とは

 動脈硬化とは、文字通り「動脈が硬くなる」ことです。動脈が硬くなると、その特性であるしなやかさが失われるため、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。

 動脈が硬くなると血管の内側がもろくなって粥腫(じゅくしゅ)とよばれる油のかたまりのようなものができてしまいます。

動脈硬化7

 粥腫(じゅくしゅ)はアテロームやプラークとも呼ばれ、血液中に存在する悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や白血球の一種であり異物を認識して貪食するマクロファージが沈着したものです。

動脈硬化6

 

動脈硬化1

 上の図1-1は冠動脈という心臓自身に血液を送る重要な血管の実際の正常な断面写真です。内腔はきれいに空いているのが分かります。

動脈硬化2

 上の図1-2は心臓の冠動脈の動脈硬化が進み、血管が狭窄してしまう狭心症の患者さんの、左は血管造影(血管を写しだす検査)の所見です。緑色の矢印の部分は比較的内腔は保たれており、実際右側の断面の写真でも、軽度の粥腫(プラーク)形成は認めますが、内腔は比較的保たれています。しかし、黒色の矢印の部分では造影検査でも高度な狭窄を認め、断面写真でも全周性に著明なプラーク形成が認められ、内腔は高度に狭窄していることが分かります。

動脈硬化3

 図1-3のような脂質に富むプラークは、プラーク破裂を起こしやすくなります。

動脈硬化8

 一度破裂してしまうと、血栓形成による内腔閉塞を引き起こし、血管が閉塞してしまいます。

動脈硬化9

 心臓の血管で起こると心筋梗塞という状態になります。

動脈硬化4

 図1-4の左の写真の赤色の矢印の部分は、心臓の冠動脈造影写真で、冠動脈が閉塞してその先に血液が流れていないことを示しています。右の写真は赤色の矢印の閉塞部分の実際の断面写真です。脂質に富むプラークに破裂(黒色の矢印の部分)が生じ、内腔は血栓形成により、完全に閉塞しています。

 このように動脈硬化が進むと全身でこのようなことが起こる可能性があります。

 脳の血管で起これば脳梗塞、心臓の血管で起これば心筋梗塞、腎臓の血管で起これば腎硬化症、下肢の血管で起これば閉塞性動脈硬化症を引き起こします。

動脈硬化の評価方法→

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME