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脂質異常症の食事療法

食事療法の効果

  • エネルギー摂取量を減らすと、体脂肪(内臓及び皮下)量が減少し、インスリンの効きがよくなります。(これをインスリン抵抗性の改善といいます)
  • 牛・豚・鶏などの肉や動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸およびコレステロールの摂取を増やすと、LDL-Cが上昇します。
  • 食物繊維や植物ステロールの摂取量を増やすとLDL-Cが低下します。これは、コレステロールの吸収が阻害されるためです。
  • 脂質、炭水化物を制限すると中性脂肪の合成が抑制されます。
  • 青魚に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を増やすと、中性脂肪の合成が抑制されます。
  • 飲酒する方は、アルコールの摂取を制限すると中性脂肪の合成が抑制されます。
  • 1食あたりの脂質摂取量を減らすと、食後高脂血症が改善する。

基本となる食事療法

適正体重の維持と栄養素配分のバランス
  1. エネルギー:標準体重と日常生活活動量をもとに、総摂取エネルギー量を見直しましょう。肥満を解消するためには、一日エネルギー摂取量(kcal)=標準体重(kg)×25-30(kcal)が理想ですが、まずは現状から一日250kcalを減らすところから始めましょう。適正なエネルギー制限は、中性脂肪を低下させます。
  2. たんぱく質:総摂取エネルギーの15-20%程度にしましょう。飽和脂肪酸やコレステロールの摂取が増えないよう、肉類に偏らないように、魚や大豆製品の摂取を増やしましょう。
  3. 脂質:総摂取エネルギーの20-25%程度にしましょう。飽和脂肪酸(下図上)の多い食品は取りすぎないようにしましょう。n-3系多価不飽和脂肪酸(下図下)の摂取を増やしましょう。
  4. 炭水化物:総摂取エネルギーの50-60%程度にしましょう。
  5. アルコール:摂取量を25g/日以下にしましょう。中性脂肪が高い方は特に注意しましょう。
  6. 食物繊維:25g/日以上取るように心がけましょう。食物繊維の増加は腸管での脂肪吸収を抑制します。とくに水溶性食物繊維(ペクチン、マンナン、豆類)の摂取はLDL-C低下作用があります。
  7. 抗酸化食品:動脈壁へのコレステロールの沈着予防のためにLDL-Cの酸化抑制が必要であり、抗酸化物質であるビタミンC、ビタミンE、B6、B12、葉酸、β-カロテンを積極的に摂取しましょう。また、赤ワインに含まれるポリフェノール、茶に含まれるカテキン、大豆・大豆製品に含まれるイソフラボンなどにも同様の効果があります。

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献立・調理のポイント

  1. 脂身の多い肉やロース、霜降り肉、レバーなどの臓物は避け、赤身肉を使用する。
  2. 肉を使う場合は、茹でる、蒸す、フライパンで焼くよりも網焼きにするなど、脂質を減らすことのできる調理法とする。
  3. 調理用の油は植物油を使いましょう。ただし、パーム油やヤシ油は飽和脂肪酸が多いので注意しましょう。
  4. 食物繊維を多く摂取するために、野菜類は生だけでなく、おひたし、煮物などを取り入れましょう。
  5. バター、ラード、ココナッツ油は飽和脂肪酸が多いため、摂取に注意しましょう。
  6. 穀物では、白米よりも玄米、胚芽精米、雑穀類、また白パンよりも全粒穀パンなどのほうが、食物繊維が多く含まれていて推奨されます。

 

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