対話支援機器「comuoon」試験導入中です

きむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。
当院ブログにお越しいただきありがとうございます。
今週から当院では、今までなかった全く新しい対話支援機器「comuoon」を、内科診察室で試験導入中です。
当院にも、何人か高齢で難聴のある患者さんが通院されています。もともと耳元で近づいて話さないと聞こえにくいのに、今はマスクをして声がこもってさらに聞こえにくく、また、コロナ感染のリスクも考えると少し距離を取らざるを得ません。
そのような患者さんとのコミュニケーションが「comuoon」導入により、円滑に進められるのではないかと期待しています。
「comuoon」はただ音を大きくするスピーカーではありません。
音の聞こえやすさに大切な3要素に
①音の分解能 精細な音まで表現できているか?
②音の歪み 音量をあげても歪みにくいか?
③集音時の歪みと特性 きちんと声を拾えているか?
があります。
一般的なスピーカーはスピーカーやアンプ、マイクなどによる歪みが発生し、感音性難聴というタイプの難聴の方には、音量をあげるほど聞こえにくくなってしまいます。
「comuoon」では音を歪みなく発するため、音量をあげなくても難聴の方にもはっきりと聞こえるわけです。
九州大学の研究では「comuoon」の難聴の方への外来診察での有用性が証明されております。
また、広島大学の研究では、同じ音の大きさでも「comuoon」を使用した場合の方が、脳の反応が良いことがわかっています。
もし内科を受診した際は、診察室で「comuoon」の聞こえの良さを体感してみてくださいね。