COVID-19
新型コロナウィルス検査

新型コロナウイルス感染症の検査の種類

新型コロナウイルス感染症の検査方法の種類は、大きく分けて「核酸検出(かくさんけんしゅつ)検査」と「抗原検査」の2種類です。

核酸検出検査

検体内のウイルスの遺伝子を検出する検査です。核酸検出検査の中ではPCR法の検査が有名ですが、ほかにも、LAMP法、TRC法、TMA法、NEAR法といった名前の種類の検査方法があります。

抗原定性検査に比べ、少ない量のウイルスを検出できます。検体が検査機関に搬送され判定されます。新型コロナウイルスを検出する感度が高く、広く利用されています。2020年のパンデミックの当初から利用され、国際的にも標準的な検査方法として利用されています。

抗原検査

ウイルスのもつ特徴的なたんぱく質(抗原)を調べる検査です。検体内の抗原がどのくらいあるのかを調べる「抗原定量検査」と、検体内に抗原があるかどうかを調べる「抗原定性検査」があります。

抗原定性検査は、専門的な機器が不要で、簡易キットによる検査を用いれば患者さんの手元で15~30分で検査可能です。手軽に実施できる反面、ある程度のウイルス量がないと検出できません。

抗原定量検査は、検査機器が必要なため、とった検体が検査機関へ搬送され判定されます。手間がかかる分、核酸検出検査の検出感度には及ばないものの、抗原定性検査よりも検出感度が高いとされています。

簡易キットによる検査のポイント

簡易キットによる抗原定性検査は、ご自身でできる便利なツールですが、やり方を間違うと、正しい結果が得られません。

唾液で検査する時

食べものや飲みもの、歯磨き、うがい直後に唾液で検査すると、ウイルスが正しく検出できない可能性がありますので避けた方が良いでしょう。明確な基準は設けられていませんが、目安は、飲食や歯磨きの後10分~30分ほど空けることが望ましいとされています。

鼻で検査する時

鼻の入口から2cm程度スワブ(棒の用具)を挿入し、鼻の内側に沿って5回転させ、そのまま5秒待ってから他の場所に触れないようそっと引き抜きます。他の人がいる空間でこの検査を行う場合、採取中のくしゃみや咳で他者を感染させないことが重要です。くしゃみや咳が出そうになる場合には、マスクを上げて鼻と口の両方を覆うようにしましょう。

緑区で初めて厚労省承認の国内最速検査機器を導入

当院では、新型コロナウィルス検査についても行っております。

今回、あらたに緑区で初めて、厚労省承認の国内最新最速検査機器を導入いたしました。

こちらの検査機器は、NEAR法(等温核酸増幅法)という方法になります。

NEAR法とは

PCR法と同様に厚労省が行政検査として承認した国内最新の遺伝子核酸増幅検査になり、

現在日本国内で行われている遺伝子核酸増幅検査(PCR、LAMP、TMA)と同様に高水準の検査方法となります。

また、当院に導入された検査機器と同じ検査機器が、名古屋市立大学附属病院、名古屋市立東部医療センター、中部労災病院をはじめ、多くの公立病院、基幹病院で、使用されております。

約13分で結果が判明します。

検査の流れ

ご希望の方はまずお電話にてご予約ください。

WEB問診にお答えいただき、保険証、ある方は医療証どちらもアップロードを

駐車場についたら電話を、問診、検査はお車にて行います。

会計後お帰りいただき、結果は後ほどお電話にて今日中にお伝えします。

風邪症状がある場合

医師が検査必要と判断した場合、新型コロナウィルス検査については公費負担となり、自己負担はありません。

その場合、保険診療にて、自己負担3000円前後で新型コロナウィルス検査が可能です。

海外出張などで陰性証明が必要な場合

25,000円(税込)で行っております。 陰性証明書をご希望の場合は、別途5,000円で作成いたします。

記事執筆者

きむら内科小児科クリニック

院長 木村仁志

資格
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本腎臓学会腎臓専門医
  • 日本透析医学会透析専門医
  • なごや認知症安心安全プロジェクトもの忘れ相談医(登録かかりつけ医)
  • 日本ACLS協会 BLSヘルスケアプロバイダーコース修了(平成27年7月)
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了(平成27年9月)
  • こどものみかた小児T&Aコース修了(平成27年10月)
  • かかりつけ医認知症対応力向上研修終了(平成28年11月)
  • かかりつけ医等心の健康対応力向上研修終了(平成28年11月)
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本腎臓学会
  • 日本透析医学会
  • 日本プライマリケア連合学会
  • 日本抗加齢医学会
新型コロナウィルス検査について