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RSウィルスについて

RSウィルスは例年、秋から流行が始まり、年末をピークに春まで続きます。

 

以下RSウィルスに対するQ&Aを厚生労働省のホームページより抜粋しましたので参考にされてください。

Q1. RSウィルス感染症とはどのような病気ですか?

A1. RSウィルス感染症は、RSウィルスの感染による呼吸器の感染症です。RSウィルスは日本を含め世界中に分布しています。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%のお子さんがRSウィルスに少なくとも1度は感染するとされています。症状としては、大人や健康な子供は軽い風邪のような症状が多いです。しかし、初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数か月)にRSウィルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。そのため、特に乳児期早期(生後数週間~数か月)のお子さんがいらっしゃる場合には感染を避けるための注意が必要です。

 

Q2. RSウィルスはどのように感染しますか?

A2. RSウィルス感染症はRSウィルスに感染している人が咳やくしゃみ、または会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込む飛沫感染や、感染している人との直接の濃厚接触や、ウィルスがついている手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、いす、おもちゃ、コップ等)を触ったりなめたりすることによる間接的な接触感染で感染します。RSウィルスが麻しんや水痘、結核のように空気感染するといった報告はありません。

 

Q3. RSウィルスに感染すると、どのような症状が出ますか?また、感染してからどのくらいの時間で発症しますか?

A3. 通常RSウィルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続きます。多くは軽症で済みますが、重くなる場合には、その後咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現し、場合によっては、細気管支炎、肺炎へと進展していきます。初感染乳幼児の約7割は、鼻汁などの上気道炎症状のみで数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出現します。低出生体重児や、心臓や肺に基礎疾患があったり、神経や筋肉の疾患があったり、免疫不全が存在する場合には重症化のリスクは高まります。重篤な合併症として注意すべきものには、無呼吸発作、急性脳症等があります。生後1か月未満のお子さんがRSウィルスに感染した場合には、非定型的な症状を呈するために診断が困難な場合があり、また突然死につながる無呼吸発作を起こすことがあります。

 RSウィルスは生涯にわたって感染を繰り返し、幼児期における再感染での発症はよくみられ、その多くは軽い症状です。

 成人では通常は感冒様症状のみですが、RSウィルスに感染した小児や看護する保護者や医療スタッフでは、一度に大量のウィルスに暴露して感染することによって、症状が重くなる場合があります。また、RSウィルスは高齢者においても急性のしばしば重症の下気道炎を起こす原因となることが知られていて、特に長期療養施設内での集団発生が問題となる場合があります。

 

Q4. 特に感染しないように注意すべき人はどのような人ですか?

A4. 感染によって重症化するリスクの高い基礎疾患を有するお子さん(特に早産児や生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患がある小児、神経・筋疾患やあるいは免疫不全の基礎疾患を有する小児等)や、生後3か月以内の乳児への感染には特に注意が必要です。

 

Q5. 感染しないようにするために、どのようなことに注意すればよいですか?

A5. RSウィルス感染症の感染経路は飛沫感染と接触感染で、発症の中心は0歳児と1歳児です。一方、再感染以降では感冒様症状または気管支炎症状のみである場合が多いことから、RSウィルス感染症であるとは気づかれていない年長児や成人が存在しています。したがって、咳などの呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児と1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防につながります。また、0歳児と1歳児に日常的に接する人は、RSウィルス感染症の流行時期はもちろんのこと、流行期でなくても、咳などの呼吸器症状がある場合は飛沫感染対策としてマスクを着用して、0歳児1歳児に接することが大切です。接触感染対策としては、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒し、流水・石鹸による手洗いかまたはアルコール製剤による手指衛生の励行を行います。

 

Q6. 治療方法はありますか?

A6. RSウィルス感染症には特効薬はありません。治療は基本的には対症療法(症状を和らげる治療)を行います。

 

Q7. ワクチン接種などの予防策はありますか?

A7. 現在、ワクチンはありません。

 その他の方法としては、遺伝子組換え技術を用いて作成されたモノクローナル抗体製剤(RSウィルスに対してのみ有効)であるパリビズマブ(Palivizumab)の投与があります。RSウィルス感染症の流行初期に投与し始めて流行期も引き続き1か月ごとに筋肉注射することにより、重篤な下気道炎症状の発症の抑制が期待できます。投与対象患者となっているのは以下の方です。

  • 在胎期間28週以下の早産で、12か月齢以下の新生児および乳児
  • 在胎期間29~35週の早産で、6か月齢以下の新生児および乳児
  • 過去6か月以内に気管支肺異形成症の治療を受けた24か月齢以下の新生児、乳児および幼児
  • 24か月齢以下の結構動態に異常のある先天性心疾患の新生児、乳児および幼児
  • 24か月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児および幼児
  • 24か月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児および幼児
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