名古屋市緑区にあるきむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。 高齢化が進む中、認知症は社会的にも大きな課題となっていますが、イギリスの医学誌で発表された研究によると、14のリスク要因を取り除くことで、認知症の発症リスクを約45%も低減できる可能性が示されています。その中でも、高LDL(悪玉コレステロール)の管理は特に重要で、他のリスクよりも大きな影響を持つことがわかっています。今回は、認知症リスク要因の中での高LDLの役割を詳しく解説します。
研究で示された認知症リスク要因は以下の通りです:
これらの要因を管理することで、認知症の発症リスクを大幅に軽減できます。
認知症リスクを減らすためには、日常生活の中でいくつかのポイントを意識することが重要です。
読書や学習、趣味の習得など、脳を活性化させる活動を取り入れましょう。
補聴器の利用や耳の健康管理を行い、聞こえの質を保つことが重要です。
喫煙や過度の飲酒は、脳や血管に悪影響を与えるため、控えることが重要です。
友人や家族との交流を積極的に行い、孤立を防ぎましょう。
地中海食や野菜を中心とした食生活は、認知症の予防に効果があるとされています。
7.高LDLのリスクを減らすための対策
高LDLコレステロールをコントロールすることで、認知症リスクを下げることが可能です。当クリニックでは、患者さま一人ひとりに合わせた治療や指導を行っています。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、血中のコレステロールバランスを整え、動脈硬化を防ぎます。
生活習慣の改善だけでコントロールが難しい場合は、スタチンなどの降コレステロール薬を使用します。医師と相談しながら適切な治療を受けましょう。
当クリニックでは、認知症リスクを軽減するための健康診断や生活習慣病の管理、栄養指導を行っています。患者さま一人ひとりに合わせたアドバイスを提供し、健康的な生活をサポートします。
きむら内科小児科クリニックでは、名古屋市緑区を中心に、豊明市や東郷町、日進市、天白区からも多くの患者さまにご来院いただいております。健康に関するお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。