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クリニックブログ

2025.01.14

慢性腎臓病(CKD)の定期フォローの重要性

慢性腎臓病の進行を防ぐための継続的な管理

名古屋市緑区にあるきむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。
慢性腎臓病(CKD)は、一度発症すると自然に治ることが難しく、進行を防ぐために継続的なフォローアップが必要です。定期的な診察や検査を受けることで、病気の進行を抑え、合併症を防ぐことができます。今回は、慢性腎臓病の定期フォローで行うべきことや、その重要性についてご紹介します。

慢性腎臓病の定期フォローで行うこと

  1. 定期的な血液検査と尿検査
    慢性腎臓病では、以下の項目を定期的に確認します。

血清クレアチニン値:腎臓のろ過機能を示します。
eGFR(推算糸球体濾過量):腎機能の進行状態を評価します。
尿蛋白:腎臓にダメージがあるかを確認する重要な指標です。
血圧:高血圧が腎臓に与える負担を把握します。

  1. 症状の確認
    定期的に診察を受け、以下のような症状がないか確認します。
  • むくみ
  • 疲れやすさ
  • 尿量や色の変化
  1. 生活習慣の見直し
    食事療法や運動習慣が継続できているかを確認し、必要に応じて調整します。特に食事管理では、タンパク質や塩分の摂取量をチェックします。
  2. 合併症の早期発見
    腎臓病の進行による合併症(高血圧、貧血、骨粗しょう症など)を早期に発見し、治療を行います。

定期フォローの頻度


初期の段階(G1~G2)
年に1~2回程度の検査と診察を推奨します。
中等度以上(G3a~G3b)
1~3か月に1回の診察が必要です。
進行期(G4~G5)
1か月に1回、またはそれ以上の頻度でのフォローが推奨されます。


定期フォローの重要性


病気の進行を抑える

慢性腎臓病は進行すると透析や腎移植が必要になる場合があります。定期フォローを受けることで、進行を抑えることができます。

早期の治療が可能
腎機能の低下や合併症を早期に発見することで、適切な治療を迅速に開始できます。

生活の質(QOL)の向上
適切な管理を行うことで、体調を維持しながら日常生活を快適に送ることができます。

当クリニックでのサポート


きむら内科小児科クリニックでは、慢性腎臓病の患者さまに向けて、以下のサポートを行っています。

定期的な血液検査や尿検査の実施

  • 管理栄養士による食事指導
  • 生活習慣改善のアドバイス
  • 必要に応じた薬物療法の提供


地域の皆さまへ


きむら内科小児科クリニックでは、名古屋市緑区を中心に、豊明市や東郷町、日進市、天白区からも多くの患者さまにご来院いただいております。慢性腎臓病の管理や定期フォローに関するご相談は、ぜひ当クリニックにお問い合わせください。