blog
クリニックブログ

2025.01.23

糖尿病の予防について ~生活習慣を見直して健康を守る~

名古屋市緑区にあるきむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。
糖尿病は一度発症すると完治が難しい病気ですが、適切な生活習慣を身につけることで予防が可能です。特に、食事や運動、ストレス管理に気を付けることが、糖尿病のリスクを軽減するカギとなります。

糖尿病とは?

糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気です。血糖値のコントロールがうまくいかないと、動脈硬化や腎不全、視力障害などの合併症を引き起こす可能性があります。
参考ページ:糖尿病とは(日本糖尿病学会)

糖尿病の主なリスク要因

以下の要因が糖尿病の発症リスクを高めるとされています。

  • 運動不足:筋肉量が減ると、インスリンの働きが低下します。
  • 食生活の乱れ:高カロリー・高脂肪の食事は血糖値を上昇させます。
  • 肥満:特に内臓脂肪型肥満は、糖尿病の発症リスクを高めます。
  • 家族歴:親や兄弟に糖尿病の方がいる場合、発症リスクが高まります。
  • 加齢:年齢とともに代謝が低下し、血糖値が上がりやすくなります。

糖尿病予防のためのポイント

1. 食生活の改善

  • バランスの取れた食事を心がける
    食物繊維が豊富な野菜や海藻類を積極的に摂取し、血糖値の急上昇を防ぎます。
  • 糖質の過剰摂取を避ける
    炭水化物の摂取量を適切にコントロールし、血糖値のコントロールを意識しましょう。
  • 適正な食事のタイミング
    食事を規則正しく摂ることで、インスリンの働きを安定させます。

参考ページ:糖尿病予防の食事ガイド(厚生労働省)

2. 適度な運動習慣を取り入れる

  • 有酸素運動(ウォーキング、ジョギング)
    週3~5回、30分以上の運動を目安に行い、血糖値のコントロールをサポートします。
  • 筋力トレーニング
    筋肉をつけることで、インスリンの働きを促進し、糖の代謝を助けます。
  • 日常生活の中での工夫
    エレベーターではなく階段を使う、こまめに体を動かすなどの習慣が効果的です。

3. 体重管理

適正体重を維持することが、糖尿病の予防につながります。BMI(体格指数)を目安に、適正範囲を維持しましょう。

4. ストレス管理

慢性的なストレスは血糖値を上昇させる原因となります。適度な休息や趣味の時間を持つことも大切です。

5. 定期的な健康診断

糖尿病は初期の段階では自覚症状が少ないため、健康診断で血糖値を定期的にチェックすることが重要です。

当クリニックでのサポート

きむら内科小児科クリニックでは、糖尿病の予防に関するアドバイスや健康診断を通じた早期発見に努めています。また、管理栄養士による栄養指導を実施し、患者さま一人ひとりに合った予防プランをご提案します。

地域の皆さまへ

きむら内科小児科クリニックでは、名古屋市緑区を中心に、豊明市や東郷町、日進市、天白区からも多くの患者さまにご来院いただいております。糖尿病予防のご相談は、ぜひ当クリニックにお問い合わせください。

こちらのページも読まれています

糖尿病とは

文責 総合内科専門医 木村仁志