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クリニックブログ

2025.01.31

高血圧症と運動 ~血圧を下げるために適度な運動を習慣化しよう~


名古屋市緑区にあるきむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。
高血圧症は、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などのリスクを高める病気ですが、運動習慣を取り入れることで血圧の改善が期待できます。適度な運動は血管をしなやかにし、血圧のコントロールに役立ちます。今回は、高血圧症の予防・改善に効果的な運動についてご紹介します。

高血圧と運動の関係

運動は、血圧を下げる効果が期待できる重要な習慣です。

  • 血管を柔軟にする:運動を続けることで血管の弾力が改善し、血圧が下がりやすくなります。
  • 交感神経の活動を抑える:運動によってリラックス効果が得られ、血圧が安定します。
  • 体重管理に役立つ:適正体重を維持することで、血圧の上昇を抑えます。

参考ページ:高血圧治療ガイドライン一般向け動画(日本高血圧学会)

高血圧におすすめの運動

1. 有酸素運動

有酸素運動は、血流を改善し、血圧を安定させる効果が期待できます。

  • ウォーキング:1日30分程度の早歩きが理想的
  • サイクリング:膝に負担をかけずに有酸素運動が可能
  • 水泳:水圧が適度に体にかかるため、血圧が安定しやすい

2. 筋力トレーニング(軽めの筋トレ)

適度な筋トレは血圧の管理に役立ちます。

  • スクワット
  • 腕立て伏せ(膝つきでも可)
  • ダンベルを使った軽い筋トレ

※過度な負荷をかけると血圧が上がるため、無理のない範囲で行いましょう。

3. ストレッチ・ヨガ

筋肉の緊張を和らげ、リラックス効果をもたらします。

  • 肩や首のストレッチ:血流を促進し、血圧の安定に役立つ
  • 深呼吸を意識したヨガ:自律神経を整える

参考ページ:高血圧症を改善するための運動(厚生労働省)

運動を行う際の注意点

  1. 無理のないペースで行う
    急激な運動は血圧を上昇させるため、ウォーミングアップをしてから始めましょう。
  2. 寒い時期の運動は注意
    冬場は血圧が上がりやすいため、室内での運動もおすすめです。
  3. 水分補給を忘れずに
    血液の流れを良くするために、適度な水分補給が必要です。

当クリニックでのサポート

きむら内科小児科クリニックでは、高血圧の管理や運動指導を行っています。血圧測定や生活習慣の見直しをサポートし、患者さま一人ひとりに合った治療を提案します。

地域の皆さまへ

きむら内科小児科クリニックでは、名古屋市緑区を中心に、豊明市や東郷町、日進市、天白区からも多くの患者さまにご来院いただいております。高血圧症の管理や運動習慣についてお悩みの方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。

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文責 総合内科専門医 木村仁志