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【連載】健診結果から読み解く、腎臓からのSOS

【連載】健診結果から読み解く、腎臓からのSOS|第4回:「減塩」は人生の楽しみを奪う?専門医が教える賢いコツ

第4回:「減塩」は人生の楽しみを奪う?専門医が教える賢いコツ

こんにちは。
きむら内科小児科クリニック、院長の木村仁志です。

「救える腎臓をひとつでも多く」
この想いを胸に、健診結果などで不安を感じている皆様へ、大切な情報を定期的にお届けします。

我慢ではなく「工夫」で腎臓を守る

腎臓の機能が低下してくると、必ずと言っていいほど「減塩(塩分制限)」が必要になります 。塩分を控えることで血圧が下がり、腎臓のフィルターへの負担を劇的に減らすことができるからです 。

しかし、「減塩=味のない食事」と思い込み、食べる楽しみを諦めてしまうのは非常にもったいないことです。私は、患者さまの「人生の楽しみ」も大切にしたいと考えています。

そこで、今日からできる「賢い減塩のコツ」を3つご紹介します。

  • ① 「かける」から「つける」へ
    醤油やソースをドバッとかけるのではなく、小皿に出して少しずつつけるだけで、舌が感じる美味しさはそのままに塩分量を大幅にカットできます 。
  • ② 「汁物」との付き合い方
    ラーメンやうどんの汁を飲み干していませんか? 汁を残すだけで、一食あたりの塩分を半分近く減らせることもあります 。
  • ③ スパイスや酸味を味方につける
    塩分を減らした分、レモン生姜カレー粉などの香辛料を活用しましょう 。味にメリハリが出て、薄味でも満足感が得られます 。

無理な我慢は長続きしません。まずは「一口目の汁物を残す」といった小さな一歩から始めてみませんか?あなたの今の努力が、10年後のあなたの腎臓を守ることにつながります。

「まだ大丈夫」が一番危険。あなたの腎臓を守るために

「腎臓は沈黙の臓器」です。
少しでも不安があれば、手遅れになる前にぜひご相談ください。

きむら内科小児科クリニック院長 木村でした。
それではまた次回。


参考文献


執筆者木村 仁志
腎臓専門医|きむら内科小児科クリニック 院長

大学病院等で10年以上、腎臓病診療に従事 。日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医などの資格を有する 。
地域のかかりつけ医として、専門的な知見と温かい対話を通じて、患者さま一人ひとりの「人生の楽しみを守る」医療を実践している 。