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クリニックブログ

【連載】健診結果から読み解く、腎臓からのSOS

【新連載】「これって老化?それとも病気?」体のサイン見極め塾|第1回:夕方の「むくみ」、ただの疲れだと思っていませんか?

第1回:夕方の「むくみ」、ただの疲れだと思っていませんか?

こんにちは。
きむら内科小児科クリニック、院長の木村仁志です。

「救える腎臓をひとつでも多く」

この想いを胸に、新しい連載をスタートします。

テーマは、日常に潜む「体のサイン」です。

その「むくみ」は、腎臓からのサインかも?

夕方になると足がパンパンになり、「ああ、今日も一日頑張ったな」と靴下の跡をさする……。
そんな経験はありませんか? 多くの方は、むくみを「立ち仕事のせい」「加齢による筋力低下(老化)」と考えがちです。

確かにその通りなことも多いのですが、実は腎臓がうまく働かず、余分な水分を排出できなくなっている「SOS」のケースも珍しくありません。

では、「ただの疲れ」と「受診すべきサイン」はどう見分ければよいのでしょうか?

チェックしてほしいポイントを3つお伝えします。

  • ① 「指で押したあと」が戻るか?
    すねのあたりを数秒間強く押し、指を離してみてください。跡が深く残り、数分経っても元に戻らない場合は、体内に水分が過剰に溜まっている可能性が高いです。
  • ② まぶたまで腫れぼったくないか?
    足だけでなく、朝起きた時に「まぶた」が腫れぼったい、あるいは手がむくんで指輪が入りにくいといった症状がある場合は要注意です。
  • ③ 急激な体重増加はないか?
    「食べていないのに、1週間で2〜3kgも体重が増えた」という時は、脂肪ではなく水が溜まっている可能性があります。

「老化」の影に隠れた病気を見逃さないために

むくみの原因は様々ですが、もし腎臓が原因だった場合、放置すると心臓にも負担がかかってしまいます。「歳のせい」と決めつけてしまう前に、一度尿検査や血液検査で白黒はっきりさせておきませんか?

「何でもなかった」と確認できれば、それはそれで安心。心置きなく、明日からの「人生の楽しみ」に向き合えるはずです。

「老化だから」と諦める前に。あなたの未来を守るために

「腎臓は沈黙の臓器」です。
少しでも不安があれば、手遅れになる前にお近くの腎臓専門医までご相談ください。

きむら内科小児科クリニック院長 木村でした。
それではまた次回。


参考文献


執筆者木村 仁志
腎臓専門医|きむら内科小児科クリニック 院長

大学病院等で10年以上、腎臓病診療に従事 。日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医などの資格を有する 。
地域のかかりつけ医として、専門的な知見と温かい対話を通じて、患者さま一人ひとりの「人生の楽しみを守る」医療を実践している 。