
こんにちは。 きむら内科小児科クリニック、院長の木村仁志です。
「救える腎臓をひとつでも多く」
この想いを胸に、日常に潜む「体のサイン」を見極める連載の第3回です。
トイレで尿を流す前に、少し泡立っているのに気づき、「あれ?」と思ったことはありませんか?
多くの方は、「勢いがよかっただけかな」「少し疲れているからかな」と深く考えずにそのまま流してしまいがちです。
あるいは、尿の話を人に相談するのは恥ずかしい、汚いと感じて、誰にも言えずにいるかもしれません。
確かに、水分をあまり取っていない時の濃い尿や、勢いよく排尿した時に泡立つことはあります。
しかし、もしその泡がなかなか消えない、あるいは洗剤のようにきめ細かい泡である場合は、腎臓からのSOSサインである可能性が高いのです。
そこには「蛋白(たんぱく)尿」という問題があります。
単に泡立つだけでなく、以下のような場合は要注意です。
「泡が少し多い気がする」という段階で相談していただければ、尿検査一つで原因を特定できるかもしれません。もし蛋白尿であったとしても、早期に治療を始めれば、腎臓の寿命を劇的に延ばすことが可能です。
あなたの健康を守るために、少しだけ勇気を出して、気のせいだと諦めずに相談してみませんか?
「腎臓は沈黙の臓器」です。
少しでも不安があれば、手遅れになる前にお近くの腎臓専門医までご相談ください。
きむら内科小児科クリニック院長 木村でした。
それではまた次回。
執筆者:木村 仁志
腎臓専門医|きむら内科小児科クリニック 院長

大学病院等で10年以上、腎臓病診療に従事 。日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医などの資格を有する 。
地域のかかりつけ医として、専門的な知見と温かい対話を通じて、患者さま一人ひとりの「人生の楽しみを守る」医療を実践している 。