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【連載】「これって老化?それとも病気?」体のサイン見極め塾

【連載】「これって老化?それとも病気?」体のサイン見極め塾|第4回:「なんとなく体が重い」が続くとき、腎臓内科でチェックすべきこと

第4回:「なんとなく体が重い」が続くとき、腎臓内科でチェックすべきこと

こんにちは。

きむら内科小児科クリニック、院長の木村仁志です。

「救える腎臓をひとつでも多く」

この想いを胸に、日常に潜む「体のサイン」を見極める連載の第4回です。

「だるさ」を疲れだけで片付けないで

「最近、休んでも疲れが取れない」「なんとなく体が重い」……。

診察室でよく耳にする言葉です。現代社会はストレスも多く、疲れが溜まるのは無理もないこと。

多くの方は、「気のせい」「歳のせい」「働きすぎ」と自分で納得し、栄養ドリンクで誤魔化してしまいがちです。

確かにその通りなことも多いのですが、実は「だるさ」の陰に、臓器からの深刻なSOSが隠れていることが少なくありません。

なぜだるくなるのか?そこには大きく分けて2つの「臓器の事情」があります。

  • ① 血液が「ドロドロ」になり、酸素が足りていない 腎臓は、血液中の老廃物をろ過するフィルターの役割を果たしています。腎機能が低下してくると、老廃物が体に溜まり、血液がドロドロになってしまいます。さらに、腎臓は赤血球を作るホルモンも出しているため、腎機能が低下すると貧血になりやすく、体中に酸素が行き渡らず、だるさを感じることになります。

  • ② ホルモンのバランスが崩れている 腎臓は、血圧や水分のバランスを調節するホルモンなど、様々なホルモンを出しています。腎機能が低下すると、これらのホルモンのバランスが崩れ、体がだるくなったり、やる気が出なくなったりすることがあります。

チェックしてほしい「だるさのサイン」

単に疲れているだけでなく、以下のような場合は一度ご相談ください。

  • 休んでもだるさが改善しない
  • だるさと一緒に、むくみや尿の泡立ちがある
  • 以前よりも明らかに疲れやすくなった

「だるさ」という曖昧な症状だからこそ、放置せずに相談していただければ、尿検査や血液検査でその原因がわかります。

もし腎臓が原因だったとしても、早期に治療を始めれば、腎臓の寿命を劇的に延ばすことが可能です。

あなたの健康を守るために、少しだけ勇気を出して、気のせいだと諦めずに相談してみませんか?

「老化だから」と諦める前に。あなたの未来を守るために

「腎臓は沈黙の臓器」です。

少しでも不安があれば、手遅れになる前にお近くの腎臓専門医までご相談ください。

きむら内科小児科クリニック院長 木村でした。

それではまた次回。


参考文献


執筆者木村 仁志
腎臓専門医|きむら内科小児科クリニック 院長

大学病院等で10年以上、腎臓病診療に従事 。日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医などの資格を有する 。
地域のかかりつけ医として、専門的な知見と温かい対話を通じて、患者さま一人ひとりの「人生の楽しみを守る」医療を実践している 。