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クリニックブログ

2025.01.22

慢性腎臓病(CKD)の初期症状に気づくために

慢性腎臓病の早期発見がカギ

名古屋市緑区にあるきむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。
慢性腎臓病(CKD)は、腎機能が徐々に低下していく病気で、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、放置すると腎不全へ進行し、透析や腎移植が必要になる可能性もあります。早期発見・早期治療が重要なため、初期症状に気づき、適切な対応を取ることが大切です。

慢性腎臓病の初期症状

  1. 疲れやすさ・倦怠感
    腎機能が低下すると、体内の老廃物が適切に排出されず、疲労感や倦怠感を感じやすくなります。特に、「最近疲れが取れにくい」と感じる方は注意が必要です。
  2. 夜間の頻尿
    腎臓の働きが低下すると、尿を濃縮する能力が衰え、夜間に何度もトイレに行くことが増えます。頻繁な夜間排尿が気になる場合は、腎機能の低下を疑うサインかもしれません。
  3. むくみ(浮腫)
    腎臓の機能が低下すると、体内の水分や塩分をうまく排出できず、手足や顔がむくみやすくなります。特に朝の顔のむくみや、靴がきつく感じる場合は注意が必要です。
  4. 尿の異常
    尿の色や泡立ちに変化が見られることがあります。

尿の色が濃くなる:腎臓のろ過機能低下の可能性。
泡立ちが多い:尿にタンパクが漏れているサイン。

  1. 血圧の上昇
    腎臓の機能が悪化すると、血圧のコントロールが難しくなり、高血圧を引き起こします。

当クリニックでのサポート
きむら内科小児科クリニックでは、慢性腎臓病の早期発見・管理に力を入れています。尿検査・血液検査に加え、栄養指導や生活習慣の改善アドバイスを提供し、患者さま一人ひとりに合った治療プランを提案しています。

地域の皆さまへ
きむら内科小児科クリニックでは、名古屋市緑区を中心に、豊明市や東郷町、日進市、天白区から多くの患者さまにご来院いただいております。慢性腎臓病の検査や生活習慣の改善についてのご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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文責 総合内科専門医 木村仁志