名古屋市緑区にあるきむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。
75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験) は、 糖尿病や耐糖能異常(糖尿病予備群)を診断するための重要な検査 です。血糖値の変化を詳細に評価することで、 通常の血糖値測定では分からない異常 を発見することができます。
75gOGTTは 一定量のブドウ糖(75g)を摂取し、時間経過ごとの血糖値を測定 する検査です。通常の空腹時血糖値では診断が難しい 耐糖能異常や早期糖尿病 を見つけるために行われます。
検査の流れ
日本糖尿病学会の診断基準 によると、以下のいずれかを満たす場合 糖尿病と診断 されます。
測定時間 | 正常値(mg/dL) | 耐糖能異常(境界型) | 糖尿病型 |
---|---|---|---|
空腹時 | 99以下 | 100~125 | 126以上 |
1時間後 | 139以下 | 140~199 | 200以上 |
2時間後 | 139以下 | 140~199 | 200以上 |
耐糖能異常(境界型)とは?
糖尿病と診断されるほどではないが、 将来的に糖尿病になるリスクが高い状態 を指します。この段階での生活習慣改善が非常に重要です。
参考ページ:糖尿病診断の指針(糖尿病診療ガイドライン)
きむら内科小児科クリニックでは、 糖尿病診断や予防のための検査を実施 しています。75gOGTT検査の実施に加え、 管理栄養士による食事指導 や 生活習慣改善のサポート も行っています。
きむら内科小児科クリニックでは、名古屋市緑区を中心に、豊明市や東郷町、日進市、天白区からも多くの患者さまにご来院いただいております。 糖尿病が気になる方は、ぜひご相談ください。
75gOGTT75g経口ブドウ糖負荷試験とは(きむら内科小児科クリニック)
文責 総合内科専門医 木村仁志