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クリニックブログ

2025.03.10

高濃度ビタミンC点滴とがん治療|補助療法としての可能性とは?

名古屋市緑区にあるきむら内科小児科クリニック院長の木村仁志です。
高濃度ビタミンC点滴療法 は、抗酸化作用や免疫力向上を目的とした治療で、がんの補助療法 としても注目されています。がん治療を補完し、患者さまのQOL(生活の質)を向上させる可能性があるため、多くの医療機関で導入が進んでいます。

高濃度ビタミンC点滴とがん治療の関係

1. 抗酸化作用による細胞保護

ビタミンCは 強力な抗酸化作用 を持ち、がん細胞が引き起こす酸化ストレスを軽減 すると考えられています。

2. 免疫力の向上

  • ビタミンCは免疫細胞を活性化し、がん細胞と闘う力をサポート します。
  • 化学療法や放射線治療の副作用軽減 にも寄与するとされます。

3. がん細胞への直接的な影響

  • 高濃度のビタミンCは がん細胞に選択的に作用し、増殖を抑制する可能性 があります。
  • 海外の研究では、一部のがん患者において 腫瘍の縮小や進行抑制 が報告されています。

参考ページ:高濃度ビタミンCとがん治療(点滴療法研究会)

高濃度ビタミンC点滴の流れ

  1. 医師の診察・カウンセリング(必要に応じてG6PD検査を実施)
  2. 点滴開始(25g~100gのビタミンCを投与)
  3. 点滴時間:約60~90分
  4. 定期的な血液検査で状態を確認

注意点・副作用

G6PD欠損症の方は事前検査が必要
過剰摂取による腎結石リスクに注意
がん治療の主治医と相談のうえ、補助療法として検討

当クリニックでのサポート

きむら内科小児科クリニックでは、 がん治療の補助療法としての高濃度ビタミンC点滴 を提供しています。患者さまの状態を確認しながら、安全に治療を進めていきます。

地域の皆さまへ

きむら内科小児科クリニックでは、名古屋市緑区を中心に、豊明市や東郷町、日進市、天白区からも多くの患者さまにご来院いただいております。 高濃度ビタミンC点滴療法について興味のある方は、お気軽にご相談ください。

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文責 総合内科専門医 木村仁志