花粉症は、現在「国民病」とも言われるほど多くの人が悩まされている疾患です。スギやヒノキなどの花粉が原因となり、以下のような症状が現れます。
花粉症の重症度は、1日のくしゃみや鼻水の回数を基準に分類されます。
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉(アレルゲン)が体内に入ることで引き起こされるアレルギー反応です。そのため、症状を抑えるためには、できるだけ花粉を体内に取り込まないことが重要です。
花粉の飛散が多い時期には、以下の対策を心がけましょう。
こうした対策を行うことで、花粉を生活環境から除去・回避することが大切です。治療の効果的なポイント
花粉症の薬物治療は、「鼻アレルギー診療ガイドライン」に基づいて行われます。症状の重症度に応じて、以下の薬剤を組み合わせた治療が推奨されています。
これらの薬を組み合わせることで、患者さんの症状や重症度に応じた適切な治療を行うことができます。症状が気になる場合は、早めに医師に相談し、自分に合った治療を受けましょう。
このように、花粉症は生活習慣の見直しと適切な薬物治療の組み合わせが重要です。正しい知識を身につけ、快適な生活を目指しましょう。
当院でも内服薬や点鼻薬、点眼薬の処方は可能ですので、気になった方はお気軽にご相談ください。
舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる花粉を少量から体内に投与し、徐々に慣らしていくことで症状を和らげる治療法です。この治療により、症状の軽減や薬の使用量を減らすことが期待でき、根本的な体質改善にもつながる可能性があります。
原因となる花粉を用いて行う治療法のため、原因となる花粉を確定する確定診断が重要です。診断の結果、花粉症の種類がスギ花粉である、またはダニアレルギーであることがわかれば舌下免疫療法を行うことができます。ただし、スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、スギ花粉のシーズン中には開始できず、一般的には飛散の落ち着く5月~12月で開始するのが推奨されます。
正しく治療が行われると、次のスギ花粉飛散シーズンから効果が得られ、症状を和らげることが期待されます。毎年継続することで根本的な体質改善が期待できると考えられています。
当院では月1回通院の場合、3割負担の方で約2700円(診察料:約700円+お薬:約2000円)です。
※初回から1週間後に一度だけ再受診が必要のため、そのときだけ月2回の受診が必要です。
※「内科・腎臓内科」→「初診または再診」→「一般内科」の順にお進みください。