慢性腎臓病(CKD)は、自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することがあります。
しかし、適切な生活習慣と治療を続けることで、進行を遅らせることが可能です。
当院では、「禁止」ばかりの治療ではなく、患者さまの生活に合わせた「調整」をご提案しています。
ここでは、腎臓を守るために大切な5つのポイントを解説します。
塩分やたんぱく質の摂りすぎは、高血圧や尿たんぱくの増加を引き起こし、腎機能を悪化させる要因となります。そのため、食事での管理が非常に重要です。
「麺類のスープを残す」「酸味や香辛料を活用する」といった工夫をすれば、無理なく減塩できます。
※極端な制限は筋肉が落ちる「低栄養」につながるため、医師や管理栄養士と相談しながら調整することが大切です。
腎機能が低下すると、血液中のカリウムやリンが過剰になり、「高カリウム血症」「高リン血症」を引き起こす可能性があります。これらは腎臓に負担をかけ、さらに病気を悪化させる要因となります。
肥満やメタボリックシンドロームは、腎臓病の進行リスクを高めるため、適度な運動と適切な食事管理が重要です。
食事量を減らしすぎるとエネルギー不足になり、かえって腎臓に負担をかけることがあります。ご飯や油などで適切にカロリーを補うことがポイントです。
慢性腎臓病が進行すると、腎臓の機能が低下し、貧血(腎性貧血)を引き起こすことがあります。貧血を治療することで、心筋梗塞や心不全のリスクを抑えることが可能です。
食事療法だけではコントロールできない部分は、専門医が適切な薬を処方して腎臓を守ります。
●貧血治療の主な薬
●高血圧の治療
高血圧は腎臓病を悪化させる大きな要因です。ACE阻害薬・ARBなど、適切な降圧薬を使用し、血圧をコントロールすることが重要です。
高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病は、慢性腎臓病の進行を加速させます。健康診断で「要治療」と指摘された方は、早めに医師に相談し、食事・運動・薬物療法を適切に組み合わせることが大切です。
慢性腎臓病は、進行してしまうと元の機能を取り戻すことができません。「自覚症状がないから大丈夫」と思わず、定期的に腎機能をチェックし、早めに対策を始めることが大切です。
当院では、腎臓専門医である院長が診療を行い、医学的な診断に基づいた薬物療法や生活習慣の指導を行います。さらに、管理栄養士とも連携し、患者様一人ひとりの状態に合わせた食事・運動のアドバイスを提供しています。
健康診断で腎機能の異常を指摘された方、腎臓病の進行を防ぎたい方は、お気軽にご相談ください。