「腎臓病なんて、自分には関係ない」。そう思っていませんか?
実は、日本における慢性腎臓病(CKD)の患者数は約1,330万人。成人の「5人に1人」が該当すると言われる、新たな国民病です。
腎臓病は、ある日突然なるものではありません。日々の生活習慣や、すでにお持ちの持病が、知らず知らずのうちに腎臓を痛めつけていることが多いのです。
腎臓は「血管の塊」です。そのため、血管にダメージを与える病気は、すべて腎臓病のリスクになります。

現在、透析が必要になる原因の第1位は「糖尿病」です。高い血糖値は、腎臓のフィルター(血管)を傷つけ、目詰まりを起こさせます。
高血圧は、腎臓にとって大敵です。血圧が高いと腎臓に圧力がかかり、血管が硬くなります(動脈硬化)。さらに、「腎臓が悪くなると血圧が上がり、それがさらに腎臓を悪くする」という負のスパイラルに陥りやすいため、厳重な管理が必要です。
血管の中に脂(プラーク)がたまると、腎臓への血流が悪くなり、機能低下を招きます。
体重が増えると、体全体に血液を送るために、腎臓はフル稼働しなければなりません。この「働きすぎ」の状態が続くと、腎臓は疲弊してしまいます。

特に、お腹周りに脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」の方は、腎臓病のリスクが高くなると言われています。
病気や体型以外にも、腎臓病になりやすい要因があります。
タバコは血管を収縮させ、腎臓への血流を悪くします。腎臓病の進行スピードを早める大きな要因の一つです。
遺伝的な要因も少なからず影響します。ご両親やご兄弟に腎臓病の方がいる場合は、自覚症状がなくても定期的に検査を受けることをお勧めします。
これが最も重要なサインです。過去の健診結果を見直してみてください。
一度でも以下の指摘を受けたことはありませんか?

「あの時は疲れていたから」「再検査に行かなかったけど、今は元気だから」と放置している間に、水面下で病気が進行している可能性があります。
慢性腎臓病は「沈黙の臓器」の病気です。症状が出てからでは、治療が難しくなることが多々あります。
しかし、早期に見つけて適切なケア(生活習慣を調整すること)を行えば、腎臓を守り、透析を避けることは十分に可能です。
当院では、腎臓専門医(院長)と管理栄養士がチームとなり、あなたのリスクに合わせた「続けられる予防・治療プラン」をご提案します。
「もしかして?」と思った今が、腎臓を守るスタートラインです。お気軽にご相談ください。