咳とは
咳の多くは急性の呼吸器感染症です。
しかし、異物誤飲、急性喉頭蓋炎やアナフィラキシーなど緊急で治療が必要となる場合もあります。
長引く咳の中には生まれつきの構造的な異常があったり、副鼻腔炎や気管支喘息など継続して治療が必要な場合もあります。
おうちケアのポイント
加湿・鼻吸い・水分補給
A.お部屋の過度な加湿
B.鼻水が多い時は吸引も効果的
C.水分は少量ずつこまめにとりましょう
効果的な鼻吸い
- 首が座っていれば膝にかかえてやりましょう。寝た状態だと喉の方に垂れてしまい、うまく吸えません。
- お顔に対して垂直に吸引の先をあてましょう。
- 何度かこまめに分けて吸いましょう。
咳や呼吸苦の時チェックポイント
- 突然の咳や呼吸苦か
- 咳や呼吸苦の直前に何か食べたりおもちゃをくわえていたか
- よだれや声がかれていないか
受診ポイント
すぐに受診
- 苦しくて顔色が悪い
- 近くにいてぜいぜいが聞こえる
- 肩で呼吸している(肩呼吸)
- 鼻の穴がぴくぴくしている(鼻翼呼吸)
- 鎖骨の上や肋骨の下がくぼんでいる(陥没呼吸)
- 咳き込んで嘔吐してしまい食事がとれない
- 咳き込んで眠れない
診療時間内に受診
- 咳が多くても、水分や食事がとれている
- 横になって眠れている
記事執筆者
きむら内科小児科クリニック
院長 木村仁志
資格
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本腎臓学会腎臓専門医
- 日本透析医学会透析専門医
- なごや認知症安心安全プロジェクトもの忘れ相談医(登録かかりつけ医)
- 日本ACLS協会 BLSヘルスケアプロバイダーコース修了(平成27年7月)
- がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了(平成27年9月)
- こどものみかた小児T&Aコース修了(平成27年10月)
- かかりつけ医認知症対応力向上研修終了(平成28年11月)
- かかりつけ医等心の健康対応力向上研修終了(平成28年11月)
所属学会
- 日本内科学会
- 日本腎臓学会
- 日本透析医学会
- 日本プライマリケア連合学会
- 日本抗加齢医学会