事故を防ぐためのポイント
- 成長に合わせた生活環境を整えることが、頭部打撲の予防に繋がります。
- ハイハイやつかまり立ち、一人歩きをはじめたら・・・ 階段のところにはガードをするなどしましょう。
- 自転車に乗るときは・・・ 必ずチャイルドシート、ジュニアシートを装着し後部座席に乗せましょう。
- 自転車や三輪車、キックボードに乗るときには・・・ 必ずヘルメットを着用するように習慣つけましょう。
おうちケアのポイント 24時間観察を
打ったところに大きな傷がなければ、受傷直後から冷やすようにしましょう
受傷直後には、症状が出にくい場合もあるため、安静と十分な保護者の観察が必要です
- 24時間は、保護者が子どもの様子に変化がないか注意して観察を。眠っているのかわからなければ、起こして意識の確認を。
- 受傷後は長時間の外出を避け、自宅でゆっくり過ごしましょう。
受診ポイント
こんな場合は、救急車を呼んでください。
- ぶつけた直後にぐったりして泣かない
- 反応がなく意識がない
- けいれんを起こしている
こんな場合も救急車を要請してOK
- 呼びかけてもぼんやりしている
- 名前を呼んでも反応が鈍くボーッとしている
- 意識はあるが手足の左右の動きが違う
すぐに受診
- 名前や場所がわからず、つじつまの合わないことを言う
- 物が見えづらい(視力障害)、物が二重に見える(複視)
- 手足に力が入らない、しびれがある
- まっすぐ歩けないなど、不安定な歩行
- 頭痛がだんだんひどくなる
- 繰り返し吐く
- 不機嫌で、ぐずり方が激しい
- よく眠る、眠気が強い(特に普段寝る時間帯でない場合)
- 眠りから覚めない
診療時間内に受診
- 普段通りに泣き、手足を左右差なく動かす
- 嘔吐が1~2回のみ
- 泣き止んだら普段通りに過ごしている
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腎臓専門医
総合内科専門医 木村 仁志