接種時期
- 生後2か月以上5歳未満が接種対象です。
- 標準として2か月齢以上7か月齢未満で接種を開始します。病気にかかる前に予防するために、乳児早期からの接種が大切です。
- 接種を忘れた場合、接種対象月齢範囲内であれば、気づいた時点での接種が勧められます。
接種開始月齢と接種回数
①接種開始時期が2か月齢以上7か月齢未満
初回免疫は4週以上の間隔で3回接種。3回目の接種からおおむね1年(標準的には7〜13か月)の間隔をあけて1回の追加接種。すなわち、計4回を接種。
②接種開始時期が7か月齢以上12か月齢未満
初回免疫は4週以上の間隔で2回接種。2回目の接種からおおむね1年(7か月以上)の間隔をあけて1回の追加接種。すなわち、計3回を接種。
③接種開始時期が12か月齢以上5歳未満
1回のみ接種。
もし接種せずに発症したら・・・
- 髄膜炎などHibによる侵襲性感染症にかかるリスクがあります。
- ワクチンが導入されていない状況では、5歳未満小児の細菌性髄膜炎の起因菌としてはHibは第1位で、患者の6割を占めていました。
- その他、肺炎、喉頭蓋炎、敗血症、蜂窩織炎、関節炎などの病気がHib感染により発症する可能性があります。
記事執筆者
きむら内科小児科クリニック
院長 木村仁志
資格
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本腎臓学会腎臓専門医
- 日本透析医学会透析専門医
- なごや認知症安心安全プロジェクトもの忘れ相談医(登録かかりつけ医)
- 日本ACLS協会 BLSヘルスケアプロバイダーコース修了(平成27年7月)
- がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了(平成27年9月)
- こどものみかた小児T&Aコース修了(平成27年10月)
- かかりつけ医認知症対応力向上研修終了(平成28年11月)
- かかりつけ医等心の健康対応力向上研修終了(平成28年11月)
所属学会
- 日本内科学会
- 日本腎臓学会
- 日本透析医学会
- 日本プライマリケア連合学会
- 日本抗加齢医学会