おたふくかぜの予防接種ワクチンのWEB予約中止について
現在、おたふくかぜのワクチンの供給が不安定になっております。
通常、ネットからのご予約が可能ですが、現在はお電話予約または窓口予約のみとなっております。
また、在庫の状況によってはご希望に添えない場合もございますので、
ご了承くださいますようお願い致します。
年長児に接種をお勧めしておりました、2回目のおたふくかぜ予防接種(自費6,100円)に
つきましては、来年以降の接種をお勧め致します。
接種時期
- 1歳以上が接種対象です。
- 1回の接種でも予防効果は認められますが、本ワクチンを定期接種する海外諸国では確実な予防のために2回接種が行われています。
- 日本小児科学会は2回接種を推奨し、1回目は生後12ヶ月以上16ヶ月未満、2回目は5歳以上7歳未満が接種推奨期間です。
もし接種せずに発症したら・・・
- おたふくかぜは、”ムンプス”あるいは”流行性耳下腺炎”ともよばれ、唾液腺の腫脹と痛みが主症状で、しばしば発熱を伴います。
- 耳の前にある耳下腺炎がよく知られていますが、顎の下にある顎下腺の症状が強いこともあります。
- 感染しても症状を呈さない不顕性感染が20%程度あります。
- おたふくかぜにはさまざまな合併症があります。
- 無菌性髄膜炎の予後は一般に良好ですが、農園は死亡や後遺症につながります。
- 難聴を合併することがあり、一過性のものまで含めると頻度は数%以上とも言われます。
- 日本では、約1000人に1人の頻度で難聴を合併するという調査結果もあります。
- 片側性難聴が多く、不顕性感染でも難聴になることがあります。
- 精巣炎や卵巣炎は、年長児や成人で高頻度に認められますが、不妊症となることはまれです。
記事執筆者
きむら内科小児科クリニック
院長 木村仁志
資格
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本腎臓学会腎臓専門医
- 日本透析医学会透析専門医
- なごや認知症安心安全プロジェクトもの忘れ相談医(登録かかりつけ医)
- 日本ACLS協会 BLSヘルスケアプロバイダーコース修了(平成27年7月)
- がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了(平成27年9月)
- こどものみかた小児T&Aコース修了(平成27年10月)
- かかりつけ医認知症対応力向上研修終了(平成28年11月)
- かかりつけ医等心の健康対応力向上研修終了(平成28年11月)
所属学会
- 日本内科学会
- 日本腎臓学会
- 日本透析医学会
- 日本プライマリケア連合学会
- 日本抗加齢医学会