予防接種について

BCGワクチン〈生ワクチン〉

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接種時期

・2013年4月に「接種対象は1歳未満、標準的な接種期間は生後5か月以上8か月未満」と改定されました。
・地域で結核が流行しているなどの事情があれば、標準的な接種期間よりも早期に接種を行う場合があります。
・ただしその場合でもBCGによる重篤な副反応が出現しやすい先天性免疫不全症の患者への接種を避けるためには、生後3か月以降の接種が一つの目安です。



もし接種せずに発症したら・・・

・BCGによる結核発病予防効果については、高い有効性を認めたものから、ほとんど効果を認めなかったものまでさまざまな報告がありますが、メタアナリシスの効果では結核性髄膜炎や粟粒結核など重症結核に対しては高い予防効果が認められ、新生児や乳児に対する有効性が評価されています。



ひとくちメモ コッホ現象について

・結核に対する免疫が成立している既感染者(すでに結核にかかったことがある方)にBCGを接種すると、接種後早い時期(当日から10日以内)に強い局所反応が起こります。これをコッホ現象と言います。
・コッホ現象は、通常2、3日後ごろから針あとに発赤(赤くなること)、腫脹(腫れること)、膿疱化(うみがたまること)などが見られ、数日で反応は最大となり、その後徐々に消退(消えていくこと)していきます。特別の処置は必要ありませんが、かかりつけで相談しましょう。


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