予防接種について

日本脳炎ワクチンについて 〈不活化ワクチン〉

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日本脳炎ワクチンWEB予約中止に関しまして

現在日本脳炎ワクチンの供給が不安定になっております。
そのためWEBからのご予約を中止させていただき,
お電話及び当院受付窓口でのご予約とさせていただきます。

ご年齢・接種回数によっては,接種日の調整をお願い致しております。
原則、3歳の1回目、2回目のお子さん、接種期限の近いお子さんを優先しております。
お電話もしくは受付窓口までご相談いただきますようよろしくお願い致します。

ご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解を賜りますようよろしくお願い致します。


接種時期

・第1期3回、第2期1回、すなわち小児期に計4回の定期接種が定められています。
・接種を忘れた場合、接種対象月齢範囲内であれば、気づいた時点での接種が勧められます。



第1期

 生後6ヶ月以上90ヶ月未満が対象で、2回の初回免疫と1回の追加免疫からなります。

①第1期初回免疫

 初回免疫は6〜28日まで(1〜4週間)の感覚で2回接種
 3歳が標準的な接種期間
 3歳以上は1回0.5ml、6ヶ月以上3歳未満は1回0.25mlを接種

②第1期追加免疫

 初回免疫終了後6ヶ月以上を経過した時点で1回接種
 3歳以上は1回0.5ml、6ヶ月以上3歳未満は1回0.25mlを接種

第2期

 9歳以上13歳未満が対象で、0.5mlを1回接種します。
 9歳が標準的な接種期間

もし接種せずに発症したら・・・

・日本脳炎は発熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどが主症状で、致命率が15〜40%、回復しても後遺症を残すことが多く、とくに年少時と高齢者では予後が悪い疾患です。
・一方、不顕性感染(感染しても症状が出ないこと)も多く、脳炎を発症するのは感染者100〜1000人に1人で、無菌性髄膜炎や普通の風邪症状ですむこともあります。



ひとくちメモ

・ブタがウィルスを保有し、わが国では蚊(コガタアカイエカ)によってヒトにうつります。
・夏から秋にかけて流行し、近年最も患者発生が多いのは9月、ついで8月です。
・西南日本で患者が目立ち、ブタの日本脳炎ウィルス保有率が高い地域と合致しています。
・北海道では任意接種扱いでしたが、平成28年から定期接種となりました。
・日本脳炎ワクチンは、世界で初めてわが国で実用化されました。


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