対象となるのはHbA1cは5.6~6.4%の糖尿病が強く疑われる方です。
75gのブドウ糖が溶けた液体を飲んでもらい、その後の血糖値や血中インスリン濃度の変動を調べます。これによって「正常型」「境界型」「糖尿病型」の診断をします。またもう一つの目的として、インスリン抵抗性(インスリンの効きやすさ)、インスリン分泌能(インスリンの産生量)の評価を行います。
検査方法
- まず空腹の状態で血糖と血中インスリン濃度測定、検尿を行います。
- トレーランGという検査薬(無水ブドウ糖75gを水に溶かしたもの)を飲んでいただきます。(味はほぼサイダー味です)
- 飲み終わって30分、60分、120分で採血を行い、血糖とインスリン濃度を測定します。
注意事項
- 検査の10時間前より絶食とし、検査終了まで水以外の摂取は控えていただきます。
- 検査中は喫煙・運動を控えなるべく安静を保ちます。
- 検査前日はアルコールの多飲は控えていただきます。
下図のように血糖値や血中インスリン濃度の変動から診断します。
記事執筆者
きむら内科小児科クリニック
院長 木村仁志
資格
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本腎臓学会腎臓専門医
- 日本透析医学会透析専門医
- なごや認知症安心安全プロジェクトもの忘れ相談医(登録かかりつけ医)
- 日本ACLS協会 BLSヘルスケアプロバイダーコース修了(平成27年7月)
- がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了(平成27年9月)
- こどものみかた小児T&Aコース修了(平成27年10月)
- かかりつけ医認知症対応力向上研修終了(平成28年11月)
- かかりつけ医等心の健康対応力向上研修終了(平成28年11月)
所属学会
- 日本内科学会
- 日本腎臓学会
- 日本透析医学会
- 日本プライマリケア連合学会
- 日本抗加齢医学会