日本動脈硬化学会では、脂質異常を4つのタイプに分け、空腹時の採血データが以下のいずれかの場合を「脂質異常症」と定義しています。
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が多く、140mg/dl以上
HDLコレステロール(善玉コレステロール)が少なく、40mg/dl未満
中性脂肪(トリグリセライド)が多く、150mg/dl以上
non-HDLコレステロールが多く、170mgdL以上
※non-HDLコレステロール=「総コレステロール」-「HDLコレステロール」
リポ蛋白(たんぱく)などLDLコレステロール以外にも動脈硬化を促進する成分があることから、動脈硬化リスクを総合的に評価する指標として、「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017」から脂質異常症の診断基準に追加されました。
(参考)動脈硬化性疾患 予防ガイドライン2017年版 要約|日本内科学会雑誌第1078巻1号