高尿酸血症の定義
尿酸の産生と排泄のバランスが崩れて起こる高尿酸血症とは、どのような状態をいうのでしょうか。
診断基準は採血で測る「尿酸値」という値です。正常値は成人で7.omg/dl以下とされており、これ以上になると高尿酸血症といいます。みなさんも手元に採血結果があるようでしたら、一度確認してみてください。「尿酸」または「UA(Urea Acid)」と書いてある欄があれば尿酸値のことです。
体内の尿酸プールから尿酸があふれ出すと血液中に尿酸が溶けて尿酸値が高くなります。尿酸値が7.0mg/dlを超えると、血液中に尿酸が溶け切らずに尿酸ナトリウムの結晶となり、関節やその周辺に沈着していきます。
記事執筆者
きむら内科小児科クリニック
院長 木村仁志
資格
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本腎臓学会腎臓専門医
- 日本透析医学会透析専門医
- なごや認知症安心安全プロジェクトもの忘れ相談医(登録かかりつけ医)
- 日本ACLS協会 BLSヘルスケアプロバイダーコース修了(平成27年7月)
- がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了(平成27年9月)
- こどものみかた小児T&Aコース修了(平成27年10月)
- かかりつけ医認知症対応力向上研修終了(平成28年11月)
- かかりつけ医等心の健康対応力向上研修終了(平成28年11月)
所属学会
- 日本内科学会
- 日本腎臓学会
- 日本透析医学会
- 日本プライマリケア連合学会
- 日本抗加齢医学会